今更ながら、劇場版に感動した僕は漫画を読み始めた。
『ブルージャイアント』
テーマは、ロックではなくジャズだけど
大いに共感できる。
主人公の大は、ガキの頃たまたまジャズに触れ
ジャズの虜になっていく。
こいつにロックという選択肢はなかったのだろうか、
とふと思う。
僕がロックにたまたまハマったように、おそらく
ジャズしか見えなかったのだろう。
こう考えると実に不思議だ。
僕はガキの頃、空手家に、料理人に、画家になりたかった。
ところが、その全てから何故かたまたまスルーした。
で、まるで興味のなかった音楽に導かれた。
で、それがたまたまロックだった。
で、さらにそれがドラムだった。
なるべくしてなされた天の采配だったと思う。
もし、僕が空手をやっていたら、人を殺めていた気がする。
もし、僕が絵をやっていたら、気が変になっていた気がする。
漫画の中で、大の師匠が言う。
『大、ずっとジャズを好きでいろよ』と
僕は、今まずっとロックを好きで、ドラムが好きでいる。
さてと、2時間ほど、ドラムを叩いてこよう。