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優秀すぎる僕の臓器

これまで僕は自分の身体、主に内臓が弱い
ものだと思っていた。

まったくひ弱な奴等め、君等には失望してる、
ホント情けないよ、俺は、くらいに。

タバコを吸うとよく気持ち悪くなっていたが、無視して
吸ってら、いよいよ肺が痛くなり、仕方なく辞めた。
気持ち悪くなるなら、吸わなきゃいいのに、これが中毒と
言うもの…
ただ僕の場合、ニコチン中毒ではなく、カッコつけ中毒だったが…

僕のガキの頃は、酒飲めなきゃバンドマンとして認めて
もらえなかった。
これまた、1缶のビールで、とてつもなく気持ち悪くなっていたが、訓練とばかりに飲んでいたら、酒飲むと水つけ中毒だったが…

そして20代前半から始まった腹痛及び下痢との闘い。
どこの病院に行っても、改善しなかったこの不治の病⁉️

丁度一年くらい前、1人の医師であり政治家の演説に心打たれ
小麦を断った。
すると嘘のように、腹痛も下痢も止まった。

そこで僕はようやく気がついた。
小麦を避けるように、ずっと僕に下痢というサインを
くれてた。

そして
タバコ、酒、小麦を僕は完全に身体から排除した。

弱いとは対極にあった僕の臓器。
弱いからじゃなく、僕にとって不必要なものを身体に
入れまいと最前線でずっと闘っていてくれた訳だ。

急に愛おしくなった
何とけなげで優秀な臓器達だろう。

キミらの存在が明らかになった以上、僕もいい加減なことは
できない。
僕もキミらを守るべく、行動しなければ。

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